【なにが大変?】ワイヤー矯正で大変だったこと5選とそれらの対処法

Eye-catching image ■体験談

どんなに調べていても実際に経験すると「思っていたよりしんどい、、、」と感じることはたくさんあるはず。ですが、「こういうとき自分はこうしよう!」を決めておけばすぐ対処することができて気持ちの余裕がもてます。

ワイヤー矯正をはじめたばかりの方、これから始めるって方、必見です。

保定期間含め約5年を費やした元ワイヤー矯正者(ハーフリンガル)が解説します。
※上裏側、下表側にワイヤーの歯列矯正
↓↓ハーフリンガルのながれは下記から
≫【前編】初診相談~月1調整開始
≫【後編】月1調整続き~リテーナー装着

矯正器具があたり口内炎できて大変

わたしの場合、矯正器具を装着して数時間後から口内炎があちこちに出来はじめました。

新しいくつを履いたときの靴ずれのように、矯正器具(ワイヤーを通すブラケット部分)がすれる部分はすべてが靴ずれのような状態

通常の口内炎でもひとつあるだけでくちのなかが痛くて不快なものですが、矯正器具をつけるとあちこちが痛くて不快です。

矯正用ワックスで保護

はじめて矯正器具を装着した日、矯正用のワックスをいただきました。矯正用ワックスとは矯正器具がくちのなかやほっぺにあたって痛いときその場所を保護するための保護材です。

いただいたのは、マッチ棒くらいの大きさで透明よりすこし白色のワックスが5本つらなったもの。

手でかんたんにちぎることができるのでねんどのようにこねて丸めて矯正器具があたって痛い箇所にはりつけて使います。しかし、ワックスをどれくらいちぎればいいのかわからない。

まずは試してみればいいことですが、次回の調整日(通院日)まではいただいたワックスの量でのりきらないとだめだと思っていました。なので、初日から1回あたりのワックス使用量を把握したうえで使いたかったんですよね。

いろいろな大きさにちぎってみて最終的には1ブラケットに対して5㎜のワックス量におちつきました。

ふれると痛いブラケットのいちぶだけをワックスでおおうことができれば、ワックスをつかいすぎることなくあちこち保護できたのです。

よく「豆くらい」とか「パールくらい」の大きさをおすすめされますよね。でも、ん?どの豆だろう、、、と悩み、あれこれいろいろな大きさを試してやっとわたしの口内を保護するのに必要な最小限のワックス量が決まったのです。

ワックスは痛みを感じてからつけはじめるよりも、はじめて矯正器具をつけたその日、その瞬間から。予防は早めがおすすめです。

矯正器具が舌の動きをジャマしてしゃべるのが大変

上裏側(舌側)に装着されたワイヤーによって舌の可動域がかなり制限されます。それにより、いつもどおりにしゃべれないことにビックリします。

しゃべるとワイヤーに舌があたって痛いので、できればあまりしゃべりたくない。矯正器具をつけるまではふつうだった不自由なくしゃべれるってことに、つよくありがたみを感じた時期でした。

矯正器具をつけた状態になれるためひとりでもしゃべる

くちのなかに器具があってもスムーズにしゃべれるようになるには、ひたすらしゃべって舌の動きやくちの動きをなれさせるしかないと思っています。

家族や仲の良いともだちとしゃべって練習したり、ひとりごとを言ったり、家の中でも歌ったりして矯正器具がついた状態でのおしゃべりにどんどんなれていきましょう。

歯がうごいて歯茎も頭も痛くて大変

歯が動くのは歯列矯正が順調にすすんでいるということで嬉しいことではありますが、痛いものは痛い。歯茎が痛いのはもちろんのこと、連動してあたまもズキズキと痛みを感じました。

月に1回の調整日(通院)にてワイヤーをぎゅっとしっかり強めにしてもらった数時間後から数日間はこのような状態でした。

保冷剤でごまかす

歯茎やあたまが痛いときの定番対処法は保冷剤をタオルでまいて歯茎やこめかみにあてて過ごすこと。つめたさで痛みをごまかし、まひさせることでかなりラクでした。

ぬるくなったら冷凍庫からキンキンに冷えた保冷剤と交換して。これは夏でも冬でもおなじ。矯正期間中は保冷剤を何個も用意しておくとかなり助かります。

食事がしずらくて大変

調整日から数日は歯のうごきがいいからか、上下の歯と歯があたるだけでいたみを感じます。歯をカチカチするだけで歯がわれてしまうのではないかと本気で思うくらいに。

痛みは数日でおさまりますが、かたいもの、矯正器具にひっかかって食べにくいもの、これはどうかなと考えながらの食事はなかなかにめんどうくさいこと。

ですが、ワイヤー矯正中の食事がたいへんなのはしかたないとわりきって対処するのがいちばん。

舌でつぶせる食べものを食べる

歯をつかわなくても食べられるものにありがたみを感じる時期です。

豆腐や温泉卵のように歯をつかわず舌でつぶしながら食べられるものを食べるようにする。噛む回数の多いものよりだんぜんラクに食事することができます。

歯磨きが大変

歯間ブラシ、フロス、奥歯用の細い歯ブラシ、ふつうの歯ブラシ、舌ブラシをしたり。歯間ブラシやフロスにひっかかった食べもののかすを取りのぞいたり。

上下の歯のかみあわせをよくするためにゴムかけの工程があることも。順番はひとによってちがうこともありますが、とにかくケアの手間や工程がたくさんあることが大変です。

歯磨き前のつまようじとくちゅくちゅぺっ

歯間ブラシをするのに、つまようじもするの?と思われるかもしれません。しかし、いがいと大事なポイント。

使い捨てるつまようじで歯間の汚れをとっておくことで、歯間ブラシやフロスにからまった食べもののかすをきれいにする手間がはぶけます。

くわえて、「くちゅくちゅぺっ」と、くちをしっかりめにゆすいでおくことも歯磨きをすこしラクにするポイントです。あおのり、すりごま、いろいろでてくるかも。

1つ24円でコスパよし。ミントがつよすぎなくて使いやすいお気に入りのマウスウォッシュです。

最後に

今回は、矯正中に大変だったこととそれらの対処法をテーマとして、わたしが経験した大変だったこととそれらをどのようにのりこえてきたかをご紹介しました。

矯正中の大変さをすこしでもラクにするヒントとなれば幸いです。

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